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予防歯科は赤ちゃんから始めましょう!

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歯が生えたばかりの赤ちゃん頃からブラッシングや食生活など「予防歯科」を意識することで将来的な虫歯のリスクをぐっと抑えることが可能なんです。

今回は、赤ちゃんの歯についてと、子供の予防歯科について紹介いたします。

知っていますか?産まれたばかりの赤ちゃんのお口は“虫歯菌ゼロ!”

意外と知られていないのですが、産まれたばかりの赤ちゃんのお口には虫歯の原因になるミュータンス菌など存在しません。

ではなぜ、いつ頃から、子供たちは虫歯菌に感染し、虫歯になってしまうのでしょうか?・・・


・・・実は、ほとんどの感染源は家族(主に母親、父親)からといわれています。

母親や父親の唾液(口腔内)にある虫歯菌が赤ちゃんとのスキンシップや食事などを介してうつるのです。

そして乳歯が次々と生えてくる2歳前後の時期はまだ歯が弱く、虫歯に感染しやすいため「感染の窓」ともいわれています。

この「感染の窓」の時期に虫歯菌がうつらずに乗り越えられれば、その後も虫歯になりにくいといわれています。


1)大人が使ったスプーンで食べさせない
(食器などを共有しない、フーッと息をかけての冷ましをなるべくしないなど)

2)うがいのコップも別々にしましょう

3)お口にキスも控えましょう

4)親自身もしっかり虫歯予防を


かわいいお子さんへのスキンシップでお口にキスをついしてしまう方もいると思いますが、虫歯予防の観点からは控えたほうが良いとされています。

そしてなにより、この時期は特に親である保護者自身の口腔内環境も整えキレイに保つべきだといえます。

虫歯菌が子供に移るリスクが格段に減りますので、親子で予防歯科を実践いただくことをおすすめします。

乳歯と乳歯の虫歯について

近年、歯科領域の予防歯科の進歩により、昔に比べると子供の虫歯は減ってきています。

ただ、昔と変わらず乳歯は永久歯と比べてエナメル質や象牙質の厚みが半分しかありません。

そしてやわらかく酸に弱いため、虫歯になりやすいのです。

また、小さいお子さんは歯の痛みや違和感をうまく伝えることができず、親が虫歯に気付いた時には虫歯が進行していることも少なくありません。



まずは、まだ歯が生えていない乳児期から授乳後に歯ブラシを持たせ、お口に咥えさせて歯ブラシの感覚に慣れさるようにしてください。

そうすることで、乳歯が生え始めて歯磨きを始めるようになっても嫌がることが少なくなります。

※当院でもブラッシング指導を行っていますのでお気軽にご相談ください!



そして「どうせ乳歯は生え変わるものだから万が一虫歯になってもそんなにあわてなくてもよいのでは・・?」というお話をたまに伺いますが、それは違います!

乳歯が虫歯になると、痛みで食材が噛みづらくなり、食事の栄養がしっかり摂れなくなったり、硬いものを避けるようになります。

さらに、きちんと噛めないと顎の発達にも影響が出てますので、永久歯が生えてくる十分なスペースがなくなってしまい、永久歯の歯並びに影響が出る→歯並びが悪いとみがき残しが多い→虫歯になりやすい といった悪循環が生まれてしまいます。

乳歯を健康に保つことは、お子さんの成長にもとても重要なことなのです。

子供の歯を虫歯にさせないためのポイント!

虫歯は一度かかると再発しやすく、治療を繰り返し続けることになってしまいます。

子供の歯を虫歯にさないために、今からできることをぜひ習慣にしましょう!



ポイント①歯みがき習慣

歯みがきは、「食べたらみがく」が基本ですが、とくに大事なのは就寝前です。

寝ている間は唾液の量が減るため、細菌が増えやすい環境になるからです。

歯みがきは、ゴシゴシ擦らず、歯ブラシを軽く小刻みに動かすのがポイントです。

歯垢は、口をゆすぐくらいでは取れず、歯ブラシで丁寧にみがくことが必要です。

お子さんが口をゆすぐことができるようになったら、フッ素入り歯みがき粉を使うのも良いでしょう。



ポイント②甘いものを与え過ぎない/ダラダラ食べさせない

・キャンディやガムなど、長い間お口の中にあるもの
・ポテトチップスやクッキーなど歯にくっつきやすいもの

など、虫歯のもととなる糖分の与え過ぎには注意が必要です。

さらに、おやつをダラダラと食べていると常に虫歯菌の餌がお口の中にあるようなもので、虫歯菌にとっては好都合な環境になり虫歯ができやすくなってしまいます。


おやつも食べたらできるだけ歯磨きやうがいをする習慣をつけることが大切です。


ポイント③飲み物

水やお茶の代わりに、ジュースやスポーツドリンクを頻繁に飲ませていませんか?

甘い飲み物も虫歯のリスクが高まりますので控えめに、そして飲んだ後は水で口をゆすぐなどしましょう。


④定期的に歯科医院へメンテナンスに行く

虫歯になってからしぶしぶ歯医者さんに行っていませんか?

お子さんが「痛い治療をする所」と思わないためにも、少なくとも3.4か月に1回は歯医者さんに検診に行き「虫歯になる前にメンテナンスをする場所」という意識を持ってもらうことも大切です。

歯科医院でのフッ素塗布も、虫歯に強い歯にするため定期的に行い、毎日の歯みがきで低濃度のフッ素を塗布するのもオススメです。
虫歯の痛みや治療は大人でも辛いものですし、健康な口内環境はお子さんの身体の発育、成長にも大きく影響があります。

大切なお子さんが虫歯にならないよう、早めにお子さんのかかりつけの歯医者さんを見つけるようにしてください。

当院でも子供の予防歯科に力を入れていますので、どうぞお気軽にご相談ください!

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